Steamでセールだったのでサントラと一緒に購入して、もったいないなと思いながらも一気にプレイしてしまいました。ほんと、面白かった。沢山泣いた。プレイして本当に良かった、と思えるゲームでした。弾幕ゲーはケイブ作品や東方シリーズをプレイしていたのもあって、特に厳しいということもなく、すんなり進められました。
○本当はすんごいやりたかったんです
「MOTHERファンなのにやってなかったの意外」と言われ続けてきました。そうなんです、存在は知っていました。作者がMOTHER好きで、それを意識したネタが盛り込まれていることも知っていました。
けど、PCでプレイするのが億劫だったのです。元々携帯、PCでゲームをしない人なので、マウスだってトラックボールですし、キーボードなんてHHKBです。コントローラーは箱○のがありますが、Macにて既にPinball Arcade専用のキーコンフィグにしているため、直すのも面倒くさい。
そして最近になって公式日本語化されたこと、コンシューマ機に移植したことで、ようやくハードルが下がったように思えます。というより、これを機にプレイする人も多いんじゃないかな、と。……結局僕はwindowsを起動することが増えたので、PCでプレイすることになりましたが、理由は安さと大画面でやりたかったから、というのが一番の理由です。
また、"公式"で日本語化されたのも大きいです。有料のコンテンツを、どうプレイヤーに向けて落とし込むかを垣間見ることが出来るからです。ここで大切なのは『どちらが優れているのか』ではなく、『どちらも選択出来て、どう解釈するか』を楽しめる利点も生まれている点です。次プレイするなら非公式でプレイしようかな。それはPC版でないと出来ないことですから。
以下はネタバレを決して含まないレビューです。レビューというのも微妙な気がしますが、「こういう人間だからこそ刺さったゲーム」だと感じていただければと思います。
○ゲームなのに戦うことに抵抗を持った幼少時代でした
後に他のRPGをプレイ出来るようになったのは「戦うことでゲームが成り立つ、そういう世界なんだ」と、一線をようやく越えられて、少し大人の考えを持てるようになったからでしたが、しばらく経過してここ最近、またかつての自分が抱いていた思想を思い出すきっかけがありました。それは「ソウル・サクリファイス」をプレイしてからです。
ソウル・サクリファイスはPSVitaのゲームで、簡単にシステムのことだけを述べると「戦った相手を生け贄にすると攻撃力が上がり、助けると防御力や体力が上がる」という仕様があります。ゲーム内にも相手を生け贄にするか救済するかの思想を持った組織があって、自分は後者を選択する組織に所属してました。
このゲームも世界観が素晴らしく、ゲームシステムとシナリオが良い具合に調和しているのでおすすめの一本です。合いそうであれば、是非プレイしてみてください。
こうして考えると僕は根本的に、多分戦いたくない人間なんだと思います。出来ることなら争い事は避けたい。自分が退けば済むのなら、真っ先にその選択をとる。思い返せば、そんなことをゲームだけでなく、実生活でもしてきたように思います。
○昔の自分を肯定してくれるゲーム、それがUndertaleだった
そのキャッチコピーは僕のためにあると思いました。「戦いたくない」という小さい頃の気持ちが、今になって蘇るゲームでした。
個性溢れる魅力的なキャラクターが愛おしくて、そもそも戦う気なんて起きなくて、優しさをもらっては目の前が滲んで、弾幕が見えないこともちらほら。幸せで満たされています。
音楽も素敵でした。DLCとしてサントラも買ったので、今書いているこの時点でも、流しながら書いています。
……このゲームが気になってきた? それなら、今すぐ検索しているこのブラウザを閉じて、今すぐプレイするのがいいと思います。余計な情報は入れずに、ね。