弐寺で発症する腱鞘炎についての考察

※この記事は言わば家庭内における医学のようなものなので、鵜呑みにしないことをおすすめしますし、その点を考慮しながら読んでもらえると嬉しいです。一番は腱鞘炎になったらすぐに病院に行くことです。


○前よりも腱鞘炎になりやすくなりました。



小説を書いて腱鞘炎になってから、日常的に指を過度に使うとばね指、腱鞘炎による痛みが出てくるようになりました。つまりは、弐寺をプレイしていてもそうなるんです。

ただ弐寺をプレイするのに最大5クレまでと決めていて、BMSでも1時間を超えての連続プレイはほとんどしません。その短時間の間でも再発することがあるので、何か対策とか経験談に基づく記事はないかな、と思った次第です。自分の体験談とかを書いとくので、参考程度にどうぞ。


○他の人が腱鞘炎に悩まされてるケース



こういうとき個人ブログの体験談は参考になります。大抵は使いすぎによる炎症、という場合がほとんどですが、この方の場合は医師との話にあった、柔軟性と肩甲骨の姿勢についての指摘があります。

こう書かれると「確かに!」と納得出来ることが多いです。自分はもろに猫背、身体が固い、指の柔軟性が乏しいと、かなり当てはまるんですね。

それと何より手首皿。これが一番負荷が掛かっていたんだなと思うことがあって、対策を投じてから右手はばね指にもならず問題なかったものの、あまり鍵盤を叩かないはずの左手、しかも何故だかその中でも使わない、薬指と小指が特にばね指になっていて、尚かつ肘の腱がかなり熱を帯びながら痛みが激しかったんですね。それだけ手首皿は身体に負荷が掛かると痛感しました。

ーー力みすぎではないかという指摘もありますが、自分で撮影したキャプチャ動画などをみても、そんな印象はありませんでした。寧ろドラムを叩かなくなったことによる筋力の低下、手首の柔軟性もなくなってしまったからなんじゃないかという考えもあります。

ーー追記ーー
最近皿曲を中心に練習しているのですが、やり過ぎると皿を回す左手(1P側)、そして上記通り、何故か薬指と小指が腱鞘炎の前兆を感じます。

それが原因となるのはSC+1or2の組み合わせが一番来ます。回しながら親指で鍵盤を取るとき、手を広げるのに小指辺りのこわばりを感じます。つまりはこれ、指を広げるのに力みすぎてる部分があるのと、柔軟性そのものに問題がある事案なんじゃないかとの憶測です。

とは言ってもそこまで広げなければ取れない、ということではないので、認識力が上がれば自然と脱力出来るポイントだとも思うので、もうしばらく無理をしない程度に続けてみます。


○自分が行った対策とその効果



まず姿勢を改善するために、今まで使わなかったLIFTを使うことにしました。(ちなみに自分の身長は181cmです)今まで使ってこなかった理由の一つに、家庭用との間でシステムの差を開きたくなかったからというのがありましたが、今では家庭用を所持していないのでもう解禁してもいいかな、と。特に弐寺の場合、旧作ACをプレイする機会はほとんどないので、現行にあるシステムはどんどん使っていこうと思いました。

ちなみにこれまでSUD+480、緑数字300でしたが、LIFT300、SUD+180、緑数字は変わらず300に。本当はもう少し上げたいのですが、SUD+を外す必要があるソフラン曲などでの調整に少しでも拡張性を持たせたかった(これがLIFTを使わなかったもう一つの理由です)ので、取りあえずこの値で続けています。
(追記:最近はやり続けていると高難易度曲のfastが目立ってきたので調整し、緑数字290にしました。)



これで視線が下向きになることによる背中の丸まりを伸ばすことが出来て、今までのような疲れを感じにくくなりました。姿勢の大切さでいうと、DDRとギタフリが下から上に譜面が流れてくるのって、これが関係してるんじゃないかなとも思います。


さて、もう一つの対策としてはやはりストレッチです。独立性ではなく、今では柔軟性をもたせるためのストレッチのみです。

独立性ストレッチは九段までなった自分が考えることとして、もう必要ないかもしれないという結論に達してます。というのも、以前のように数ヶ月おきでプレイするならリハビリという意味でやるのなら分かるものの、今継続的に弐寺やBMSをプレイしていて「譜面を見切れなくてクリア出来ない」ことがほとんどで、「認識出来るのに指が動かないからクリア出来ない」ということはないからです。

新しい運指として3:5半固定だったり対象固定を覚えたりしようとしましたが、実は無意識のうちに出来ていたようで、DPをプレイしたことによる、片手は皿、もう片手は鍵盤のみといった崩しも使えるため、同段位の中では比較的指は動くんじゃないかと思ってます。

ただこの部分は☆12を埋めていく段階になったときにでも考え方が変わるかもしれないので、決定事項とはしないでおきます。というのもDOLCE.氏の生配信のアーカイブには「一切そういうことをしてこなかった」という発言があったんですね。


してこなかった彼でもM!TSBA氏との間の差はそれかもしれないと言うほどなので、もし今後クリアするための一つの案として、独立性ストレッチを再開するようになるかもしれません。


○結局一番の対策は休憩を挟むことでした



この記事の下書きを書いてから2カ月ほど経過していました。その間、弐寺をプレイできない期間があったこと。それからコミケのために原稿を書かねばならなかったものの、軽度で済んだこともあって、比較的腱鞘炎に対する意識が向いていたためか、あまり重度なものにならずに済みました。

やらない間、指を休ませたり柔軟運動をしたり、日常生活よりあまり負荷が掛からないよう工夫したりして、とりあえず事なきを得てます。

それと、最近ギター(ギタフリではない)の練習を始めたのですが、やはりそこでも指の柔軟性は大切だと思いましたし、プロのギタリストでも「ギターで腱鞘炎にならないコツ? 無理をしないで適度に休むことだよ」とわりと口にしていたので、やはりそれが一番なんだなと思いました。

ACなら待ちの人がいるならその間が休憩時間になりますし、家庭用で練習されている方は所々休憩を挟む癖をつけた方が良さそうです。おうちマニアは究極のプレミアムフリーだとも思いますが、それ故に何度も間を挟まずにプレイしてしまい、かなりの負荷がかかってしまうので……。