Apple Watchってどうなの? と度々訊かれます。自分の周りでは持っているのがぼくだけで、気になってはいるけど、導入するのに躊躇するからというのがほとんどだからです。時計を求めるなら純粋に普通の腕時計で充分ですからね。
僕の場合はApplePayが目的で買いました。
Apple Watchに付加価値をつけるのは自分自身
Apple Watchを必需品とするためには、自分で何を求め、どこまで設定するかによって決まってきます。特にiPhone6Sまでのユーザーであるのなら、Apple Watch series2によってApplePayを利用出来るようになるので、それ目的であるのならiPhone7を買うよりも安価に導入することが出来るわけです。(ぼくがまさしくそれでした)自分はSuicaカードを財布からなくすため(カードが4枚ほどしか入らない、クアトロガッツさんの小さい布を使っています)、Applepay目的で購入したので、その恩恵は大いに受けています。交通機関だけでなく少し特殊なケースとなりますが、ゲームセンターでBEMANIシリーズをプレイするのにSuicaを使っていたので、それを財布から取り除くことが出来たのは大きいです。
散歩も好き好んでするため、アクティビティによるカロリー消費、運動時間の記録にも一役買ってます。ワークアウトによる計測をしながら、音ゲーのダンスダンスレボリューション(DDR)をプレイしたりも。
DDRで算出される消費カロリーと、このワークアウトでの消費カロリーとの誤差がありますが、どちらが正しいかではなく、どちらを基準とするかという考えが大切だと思います。自分はiPhone内にあるヘルスアプリにて参照するため、基本的にはApple Watchの方を基準とすることにしました。
通知機能により、ポケットからiPhoneを取り出すことも少なくなりました。また、ゲームをプレイする方、例えばAPを消費するタイプのゲームをやられる場合、体力が回復したことをApple Watchに通知がいくので、それで効率良く回す、なんてことも。
サイズはどちらにするか
Apple Watchには38mmと42mm、二つのサイズがあります。実際に装着してみることをおすすめしますが、ぼくは「運動する際に着けているのが気にならない重さ」を求めていたため、小さい方である38mmにしました。小さくてもタッチによる操作がやり辛いとは感じたことはないものの、それはApple Watch単体で何かの作業を完結させることがないためなので、好きなサイズを選択しても良いと思います。
また、スペックや電池のことを考慮するとApple Watchは消耗品だと考えられます。バンドは本体のサイズが同じなら使い回すことはこれからも可能だと思いますが、基本的にそれほどまで高いエディションのものを買う必要は、そこまでないと思います。
バッテリーの保ちはどうか
バッテリーに関して言えば、特にこれといって問題ではなかったりします。というのも、携帯のように常にいじることもないので、通知を受け取る、少し触ってアプリを利用する程度であれば、1日は保つからです。
たとえ無くなりそうでも、一時間の充電で8割は充電されるので、咄嗟の外出、救急時でもある程度凌ぐことができます。
Apple Watchで使い続けているアプリ
今のところよく利用しているアプリは以下の通りです。- Suica
- わたしの水、AquaUp
- アクティビティ、ワークアウト
- 駅
- 呼吸
・Suica
Applepayによる一番の目的。身に付けている腕時計をかざすだけで改札を通ることが出来るのは、非常に便利です。
ただ、自分は左腕につけているため、少しタッチがしづらいかなと思うこともあります。そんなときは身体を少しひねるか、横向きに改札を通り抜けています。
改札以外の支払いをするのであれば、サイドボタンを二度押しする必要がありますが、自販機、コンビニなどでも使用できるのはいいですね。チャージするにはコンビニレジか、Suicaアプリからクレジットカードによる決済が必要です。クレジットカードはビックカメラにしました。以前から使っている楽天のVISAは未対応だったので、新しく専用に申請しました。なので、自分の持っているカードが対応しているか、確認することをおすすめします。
Apple Watchからやってみたけど、ここまでしないと反応しないのがわりとキツかった。 pic.twitter.com/e3LZ4jF91b— ユキナリ (@kgrb21) 2016年12月3日
BEMANIシリーズをプレイするのも、財布を持ち歩かなくて良くなったという点はやはり大きいです。あとはAimeやNESiCAが交通機関カードに対応してくれたらと思うのですが……。
Suica - East Japan Railway Company
・わたしの水、AquaUp
水を飲むように定期的に通知し、飲んだ量を記録するアプリです。このアプリを使うまで、自分はかなり水分を摂らない人間だということに気付かされました。
わたしの水では飲んだものも指定でき、それに応じて摂取した水分量を計算してくれます。
大体僕の身体では約2リットル飲むのが適切のようですが、一日に300mlも飲まないことが多かったようです。コーヒーをよく飲みますが、それでは普通に水を摂取するのとでは体内に取り込む比重が違うため、もっと水分を摂る必要があったようです。
記録アプリとしては非常にいいのですが、問題点として、通知が水を飲むことを強要している内容であるということ。
過保護な感じがするのがステキです。
AquaUpも使っている理由としては、ただ通知を飛ばしてもらうためだけに使っています。通知を受けたら、わたしの水で記録するーーというスタイルで運用しています。
わたしの水バランス:毎日の飲み物トラッカーとリマインダー - Viktor Sharov
・アクティビティ、ワークアウト
また、アクティビティは一日の消費カロリー量を設定することによって、一日の目安を可視化出来ますし、週末には一週間のデータから、次の週での目標設定を自動化してくれたりもします。
達成したら達成したで、成果としてバッジを獲得できます。PSNなどで言えば実績、トロフィーといったところです。モチベーションに繋がってくるので、わりと嬉しいものだったりします。
・駅Locky
電車が発車するまでのカウントダウンをしてくれるアプリ。このアプリの最大の利点は、コンプリケーションに登録できるという点です。コンプリケーションとはApple Watchのホーム画面にて、アプリを簡易的に表示できる機能のことで、わざわざアプリを起動しなくても、腕を上げるだけで確認できるという利便さがあります。
駅.Locky (カウントダウン型時刻表) - Ubigraph Inc.
・呼吸
デフォルトアプリですが、深呼吸することを通知で促してくれるアプリ。
一番気に入っている点として、通知がきても義務ではなく任意であるということ。今するときでなければ、そのまま無視して構わないのは気が楽です。ちなみに同期しているiPhoneのヘルスケアに記録されるので、あとでどれくらい行ったのか確認できます。
まとめ
Apple Watchを使い始めて約半年が経ちました。使うアプリは正直今でも少ししかありませんが、それでも日常的に使うものなので、ぼくにとってApple Watchは必需品となっています。運動のため、というより、日常生活に+αを添える形だったり、健康に対して意識し始めるきっかけにはうってつけだと思います。ただ始めに書きましたが、Apple Watchを選択する理由は自分自身によって決定付けられるので、もし上記を読んでみてピンと来なければ、あまり選択する必要はないかもしれません。他にも素晴らしい腕時計はありますからね。