何も考えずにセッティングしていた

前にボルテクスが使いにくいみたいなことを書いてたと思うんですけども、あれ、ぼくのセッティングが悪かっただけでした。

「オイルはルーピング用のやつを注ぐ」と素直にメンテナンスを施していたわけですが、ヨーヨージャムのルーピングオイルを使っていました。もともとボルテクスは戻りが強い機種ですので、そこに粘度の高いジャムオイルを使えば、そりゃ更に戻りは強くなってしまうわけです。自分はどちらかといえばスカる方が好きなので、これでは自分の望むものとは逆のベクトルへ向いてしまいます。
ジョーカーオイルの情報を確認してみれば、他のと比べて粘度が低いようなので、そこはボルテクスに合わせてのことなのかなと、初めてそこで認識したのでした。

で、なんでこんなことに気付いたのかというと、数年前に何となくオークションより手に入れたハイパーレイダー、それがナイスペレイダーだったのです。



それを久し振りに振ってみれば、圧倒的に使いやすいセッティングになっているのです。丁度良いスカリ具合、けど戻ってきて欲しい時の絶妙な力加減で戻ってきてくれる。そんな具合をボルテクスと比べてみたところ、レイダーはアラウンドザワールドは10周以上余裕なのに対して、ボルテクスは3周も出来ないという始末。ヨリを調整しても、ループするにも回転数が明らかに少ない。

それでようやく、こりゃもうベアリングがべっとりオイルにやられてるな、と考えたわけです。

ということで、ベアリングのシールドを外した状態で脱脂して、それからワンドロップのV4Mベアリングリューブを注してみました。それだけで以前とは比べものにならないほど使いやすくなりました。



ボルテクス(写真左)とナイスペレイダー(写真右)と幅を比べてみると、レイダーの方が幅広になっているようで、だからこそ粘度の高いオイルで丁度良かった、ということでもあるみたいです。本体に対してセッティングを変えることを覚えておかなきゃならないのと、自分が望むフィーリングを明確にしておけば、ひもやオイルで調整させて完成させることを知らなければならないみたいです。ループ1080は、それを本体のみで施すのが強みなわけですね。

そんなわけで、今のセッティングは

ヨーヨー:ボルテクス
ベアリング:本体付属のを脱脂した後オイルを1滴
ストリング:Kストノーマル
オイル:ワンドロップのV4Mベアリングリューブ

という具合です。